MESSAGE

マジックを愛するトップランナーからのメッセージ

落合 陽一

メディアアーティスト 
筑波大学学長補佐

デジタルネイチャーをテーマに、実世界志向コンピュータグラフィクスなどアナログとデジタルテクノロジを混在させたメディアアート表現に取り組むアーティスト。

あなたにとってM:TGとはどんなものですか?

齢9歳にて出会い、人生というステージにプレーンズウォーカーとしての目覚めをもたらした。この世の全ての事象はライブラリーからドローされるカードのアービトラージであることへの自覚。そうだ俺たちは7枚の手札を引くように遺伝子ガチャによって身体を成立させ、色配分と同様に専門性と多様性の世界に生きている。ビートダウン、コントロール、コンボの関係性の中に人生を投げ込め。Black Lotusへ憧れながら対抗呪文の無慈悲さを学べ。僕の人生は常にM:TGのゲーム盤の上にあった。

M:TGで得た経験で、今の仕事に生きていることは?

この世界の社会変化をゲーム的に見つめ直していく時代性への理解は幼少時から今に至るまで引かれている。特にスタンダードの変遷や禁止カード、時代を隆盛するデッキの変遷が僕にもたらしたのは、そういったマクロでの理解とミクロでの手札とドローカードの問題を行き来する考え方だ。それは、人生のどのフェーズでも、パワーバランスと時代性、そしてそれを即座に頭の回転で処理していくという人生方針に接続されている。スタンダードで利用可能なカードをすべて覚え、即座に対応するというデータと脳の相互作用は受験から社会人に至るまでのあらゆるところに活きていた。

佐々木 大輔

スマートニュース 
ヴァイスプレジデント
Sekappy 顧問

前職のLINE社では執行役員としてメディア開発を担当。現職のスマートニュース社ではプロダクト/事業開発など、さまざまな事業を牽引。編集者/執筆家としても活躍している。

あなたにとってM:TGとはどんなものですか?

いつでも戻ってこられる場所。熱中してやり込む時期もあれば、なかなか時間が取れない時期もありますが、マジックはいつも心地よく、しかも新鮮。変わらないところと、変わり続けるところ。そのバランスが絶妙で、20年プレイしていてもまったく飽きません。それがどのような努力によって成し遂げられているかを、マーク・ローズウォーターのコラムから学べるのも楽しいですね。マジックは今なおパイオニアであり続けているゲームだと思います。

M:TGで得た経験で、今の仕事に生きていることは?

まだ学生だった頃、マジックの最新情報を求めて自宅にインターネット回線を引き、ウェブの技術に触れた経験が今の仕事に真っ直ぐ繋がっています。ホームページ、掲示板、ブログ、Twitter、YouTube、Twitchなどなど、サービスの進化によってマジックの楽しみ方がどんどん広がってきていますが、どんなに新しいサービスも、実際にユーザーに使ってもらえなければ価値がありません。そのサービスはマジックプレーヤーにとっても喜んでもらえるものかどうか? 私にとってマジックは、常に新しいサービスをプラクティカルに評価する基準であり続けています。

八十岡 翔太

プロプレイヤー 
プロツアー殿堂入り

日本を代表するデッキビルダーで、独創的なアイデアで構築される通称『ヤソコン』は世界中にもファンが多い。ワールド・マジック・カップ2017では日本の優勝に貢献。

あなたにとってM:TGとはどんなものですか?

私がマジックと出会ったのは中学生の時でした。その頃から1ヶ月以上マジックに触らなかった事はなかったと思います。一般的に人生で一番時間を使うのが睡眠でその次が仕事と言われてます。私はまだ社会に出てそこまで経っていないので、勉強>仕事ですがそこにマジックを入れると多分マジック>勉強>仕事です。そのマジックが何かと問われても一言では言い表せませんが、私にとってマジックとは遊びであり、仕事であり、勉強でもある言ったところでしょうか。

M:TGで得た経験で、今の仕事に生きていることは?

当たり前ですが、大きな大会で勝つためにはきちんとした計画が必要です。情報収集やスケジュールの調整、調整チームの人集め、調整方法の発案と決定などが求められます。そして最後はひたすら練習です。大会が終わればそれらを評価し駄目だった所は改善して次の大会に向けて、といった感じです。これらの経験はそのまま仕事にも活きています。他にも世界中を回るなかで得た沢山の人との出会いや色々な経験は競技以外の活動にもつながっています。マジックをすれば仕事ができるようになるというわけではありませんが、マジックが強い人には仕事ができる人が多いと思います。(生きる事もうまいので働かない人も多いですが)