「Sekappyだからここまでやってこれた」プログラミングスクール卒のエンジニア、高木鴻介さんインタビュー

「Sekappyだからここまでやってこれた」プログラミングスクール卒のエンジニア、高木鴻介さんインタビュー

現在、Sekappyには約90名ものエンジニアが在籍し、システム開発事業を担っています。
その中でも、異色の経歴を持つエンジニアの方がいます。
高木鴻介さんは、もともとエンジニアリングとは全く関係ない職種で働かれていましたが、一念発起しプログラミングスクールへと通い、プログラミングを身に着けてSekappyへと入社されました。
現在では、エンジニアとしてバリバリ活躍されている高木さん。いったい、どのようなきっかけでプログラミングスクールを経て、エンジニアに転身するに至ったのでしょうか。
高木さんにインタビューを行い、その経緯を伺いました。

高木鴻介さんインタビュー

ーSekappyに入社する前はどのようなお仕事をされていたのですか?
高木「以前はまったくの畑違いで、お店で工具を販売していたり、最後の3年は物流でコンテナを入れたりと色んなことをしていましたね。物を売る仕事をしていて、法人営業なども経験しました」
ーそんな中、プログラミングに興味を持ったのはどんなタイミングだったのでしょうか?
高木「『マジック:ザ・ギャザリング』関係のブログを書いていたりだとか、インターネットで発信することが楽しかったのがきっかけとしてあります。元々文系だったのでプログラミングは離れた世界だったんですが、情報発信していくうちにだんだん近づいてきて、『プログラミングができたらもっと色んなことができるな』と思うようになりました。前職が社会人として初めての会社で、『そろそろ別の仕事もやってみたいな』と思ったのも要素としてあります。物を売る仕事は好きだったんですが、得意かといわれるとそうではなくて…。むしろ裏方でシステムを作ってちゃんと仕事が回るようにする方が好きだなと感じたのもあって『プログラミングを学びたいな』というのがふつふつと出てきて…。仕組みを作っていきたいなと思ったのがきっかけですね」
ープログラミングスクールには前職に就きながら通われたのですか?
高木「いえ、仕事は辞めましたね。今思うと無茶なんですけど(笑)。ちょうど『もういいかな』と思っていたタイミングでもあったので、新しいことをするチャンスではありました。通っていたプログラミングスクールは小さいところだったんですが、『マジック部』を作って遊んでいたりしましたよ(笑)。やっぱりプログラミングをやっている人はマジック好きなんですよね。プログラミングはデッキ構築と考え方や作業が同じようなものですから。システムを組むのはデッキを組むのと一緒で、ちゃんと動くものを作って動かすということなので…今になったからこそ思うことですが」
ーSekappyに入社しようと思ったきっかけはどのようなものでしたか?
高木「『マジックプレイヤーが集まった変な会社があるぞ』という情報はキャッチしていて、『プログラミングやるならその会社がいいんじゃないか』と周囲に言われたこともあったので、応募しました。最初はそんな会社があることを信じていなくて(笑)。『これならバリバリカードゲーム楽しめるじゃん』と思ってビックリしましたね。自分の予想を超えてきました(笑)」
ー入社後、最初に配属されたのはどのような案件でしたか?
高木「社内のほぼ開発が終わっている案件でした。最初は全然何もわからない状態で入社したので、『こういうことをやっているんだよ』と教えてもらいながらでした。」
ー実際にシステム開発に携わってみて、スクールとのギャップはありましたか?また、スクールで学んだ内容が役に立ったことはありましたか?
高木「やっぱり、全然学びが足りていないなという印象でした。求められているものが違うかなと。学校で学ぶのは知識というか『こういうものがプログラミングです』という概要ですけど、実際には泥臭いことをしたり、細かいところをバグなく仕上げたり、狭い範囲だけれど重要な範囲をやったりだとか…やはりそこのギャップはありました。個人開発をしていて『こういう風に動くんだな』という過程はわかっていたので、そこは役に立ったかなと思います」
ー入社後はどのような業務をされていたのでしょうか?また、その中で大変だったことはありましたか?
高木「自分の場合だと、入ってすぐに実際のコーディングに入らせてもらえたり、1年くらいで設計等もやらせてもらえておりました。そんな中で、最初に現場に入って大変だなと感じたのはテストですね。お客様に納めるものはここまで入念にテストしてから納品しているんだなと…それを知らずにこの業界に入ったこともあって、『こんなところまで見るんだ』と勉強になりました」
ー周囲のサポートはありましたか?
高木「(Sekappyに入社してから)コロナが流行する前の数ヵ月しかフルで出社していないのですが、昼休みに統率者をプレイしたり一緒にゲームをしていたので『何かあった時に聞ける』ということはありました。いろいろと質問しやすい環境でしたね」
ーカードゲームのつながりがあるおかげて、仕事もしやすい環境になったということですね。
高木「はい、それは絶対にあります。初学者だったので知らないことしかない状況だったんですけど、すごく聞きやすい環境で、困っていたら食い気味に教えていただけることもあるほどでした。めちゃくちゃ助けていただいて…今入社してから2年半ほど経ちますが、それがなければ続けられていたかどうかは自信がないです」
ーそれは素晴らしいですね。周囲の方との関係がすぐに築けたんですね。
高木「現場に入ってすぐにメンターの方にびっしりと一から十まで教えていただいて…。本当にその方がいなければ今ここまでたどり着けていないと思います。現在もその方が上司で、面談をしっかり組んでいただいて課題を洗い出して、それを潰していく…ということをしています。最近の定期面談でもまた課題を見つけてもらいました。もちろん、レビューでは『ここが悪い』という話もしなければいけないのですが『なぜここが悪いのか』と原因まで探ってもらっているので…そこがやはり大きいのかなと。でも普段は業務中以外には意外と仕事の話をしないんですよね(笑)。その方とはShadowverseの話をしたり、影響を受けてゲームを始めたりと、自然とそういう関係性になっていますね」
ーリモートワークに入って何か変化はありますか?
高木「個人的にはリモートワークがあっていたのかなと。どこで仕事をしても成果物は変わらないので、通勤時間がない分ありがたいです。コミュニケーションの部分も問題は無かったですね。配属されたチームの上長の方たちがしっかりと見てくれていて地盤があったのと、リモートワークだとテキストベースで情報を残せたりしますから。もちろん、会って話した方がいいこともあるにはあるんですが、自分はリモートの方が集中できましたね」
ーゲームの面ではいかがだったでしょうか?
高木「ゲームの面に関して言うと、集まって遊ぶのが楽しいので、オンラインになって離れてしまったところはあります。オンラインのプレイだけになると訓練というか修行というか…目標とするイベントもなくなってしまったりもしたので。そういう意味だと、みんなでゲームをできて『こういう人が働いているんだ』と知れた時間の価値は大きかったですね。現場で集まってブースタードラフトをやったりしていました(笑)」
ー現在はどのような業務を行っていて、今後はどのようなキャリアプランを考えられていますか?
高木「今は設計やテスト項目を起こすことなどもしています。要件定義以外全部行っていると言っていいと思います。今後については、まずもっと技術力をつけたいです。Sekappyは凄い技術力を持っている方が多いので…自分はまだまだ満足できないなと感じていて、それが当面の目標です。あとは、自分は販売経験があるので、要件定義からできるような、提案ベースの仕事もいつかチャレンジしてみたいなと思っています」
ーありがとうございました!
以上、プログラミングスクールを経て、現在エンジニアとして活躍されている高木さんのインタビューをお届けしました。
Sekappyでは、多様なキャリアを持ったエンジニアが働いており、共通の趣味を通じて仲を深め、遊びの面でも仕事の面でもコミュニケーションが取りやすい環境を作り出しています。