「Sekappyでは自分で勉強していたことが評価された」エンジニアの横川裕太さんがプログラミングチャレンジで入社した理由

「Sekappyでは自分で勉強していたことが評価された」エンジニアの横川裕太さんがプログラミングチャレンジで入社した理由

 
Sekappyでは、定期的にカードゲームをテーマとしたプログラミング公募イベント、Sekappyプログラミングチャレンジ、通称「セカチャレ」を開催しています。過去のセカチャレでも、イベントのためにゼロからプログラミングを学ばれた(!)という方から経験豊富なエンジニアの方まで、幅広い方々にご参加いただきました。
エンジニアの横川裕太さんは、始まったばかりの第二回セカチャレに挑戦した一人でした。当時の職場ではエンジニアとして思うような仕事ができていなかったという横川さんは、興味のある機械学習の勉強を独自に続け、「デッキアーキタイプ(※1)の自動分類」の課題に応募されたのです。
応募作品は惜しくも入賞とはならなかったものの、横川さんはセカチャレをきっかけにSekappyに入社され、エンジニアとして活躍されています。社内での評価も高く、現在はECサイトの保守業務などを担当されています。
そんな横川さんにセカチャレの応募に至った経緯と、Sekappyに入社されてからのことを伺いました。
※1 カードゲームのデッキを大きな基準に沿って分類したもの

セカチャレは楽しかった

 
ーーSekappyに入社された経緯を教えていただけますか。
「Twitterで知った2020年のSekappyプログラミングチャレンジに参加して、入賞はできなかったんですが、お声がけいただいて、面接に進んで入社したという流れです」
ーーもともとプログラミングコンテストなどには応募されていたのですか?
「やろうとしていた…というのが正しいところですかね。機械学習のコンペは、国内海外問わずあるので、まじめに勉強してやってみようかなと。ハードルが高いとは思っていたんですが、その経験を持って転職できればいいなと考えていました」
ーーセカチャレに応募されたのは、課題がカードゲームというところも大きかったのでしょうか?
「そうですね、『挑戦してみたいな』というのはありました。取り組んだ課題がデッキをアーキタイプごとに分類する、というものだったと思うのですが、その前に勉強していた機械学習のクラスタリングが使えるんじゃないかな、と思って試しにやってみた、という感じです。自動でグループ分けをした後、分類されないデッキなどもあって『なんだこれは!?』というものをみつけたり、どういう共通項でまとめられているのかを見つけるのも、自分の趣味だと楽しいと思います」
ーー実際に応募されてどうだったでしょうか?プログラミングチャレンジで苦労されたところはありましたか?
「人に見せるものなので、丁寧に書いていたとは思うんですが、そんなに苦ではなかったですね。順序立ててひとつひとつ課題を乗り越えていくのが楽しかったと記憶しています。その時勉強していたものを数値化して学習用のデータに加工して…というのが、学んだことを生かしている感じがして楽しかったです」

周囲に質問できる環境がある

ーー転職を考えられていた、とのことですが、Sekappyに入社される前はどのようなお仕事をされていたのでしょうか?
「Sekappyに入社する前は、人材派遣の会社でいろんなところに派遣されていました。転職する直前の現場だと、本来の業務内容としてはITの上流工程、要件定義などを行うと聞いていたのに、実際にしていた仕事はそうではなく事務仕事みたいな…ITに関連しないような業務が多かったんです。『早く現場を変えてくれ』と頼んでいたのに対応してくれなかったり、研修に応募しても却下されたり、過去の経験が尊重されないこともあって、転職に踏み切った感じですね」
ーー希望される業務ができなかったんですね
「そうなんです。そこで、年齢的にも節目の年だったのですが、その前年くらいからPythonの勉強のし直しなどをしていたので、転職サイトに登録するのもいいし、プログラミングチャレンジで内定するならいいしで、別の会社に配属されるならいいしという感じで頑張っていたところ、セカチャレの結果で声をかけてもらえました」
ーー入社する前のSekappyの印象から、実際に入社されてどう感じられたかお伺いできますか?
「印象としては、小さな会社というか、ベンチャーだったので『業務が厳しいのかな』と思っていました。実際のところはそんなことはなかったですかね。最初に新卒で入った会社はベンチャーが少し成長したというような会社だったのですが、一人当たりの業務量が多かったり、『自分で調べて』しか返ってこなくて、調べに調べて、最終的に分からないところを聞いたら『普通はそんなの分かんないよ』というような…最初から教えてよ、という感じでした。
Sekappyに入社して社内案件に配属され不安はあったのですが、分からないところを質問をすると、それがちょっとした質問でもヒントなり何らかの返答が返ってくるので、嬉しいですね。業務量も一人で抱えきれないというほどではないので。何より、前職と比べてエンジニアとして尊重してくれているというのが感じられて嬉しいです」
ーー周りのメンバーの方と、すぐに仲が良くなったのですか?
「入社してすぐ、今の上長の方々と初日、二日目くらいに統率者戦(※2)ができたということがありました。今は基本的にリモートになってしまっていますが、金曜日は店舗でプレイしに集まったりするようになっていました」
ーーそういうことで言うと、ゲームと仕事のバランスで変わったところはありますか?
「まずは統率者戦の話になると、部活動などで相手が見つかるということは嬉しいですね。転職前は地方にいたんですが、人が集まらなくて…。東京に引っ越してきて、このご時世なので積極的にイベント参加をしているわけではないのですが、たまに参加すると、たくさん知らない人と対戦出来たり、初心者の方と当たったりするのは新鮮です」
※カードゲーム、マジック:ザ・ギャザリングの多人数戦
 

Sekappyに入社してよかった

ーー今担当されているお仕事もカードゲーム関連ですよね。やはり好きなものに携われるのは嬉しいものですか?
「そうですね。テンション上がる感じですね。興味があるものの方が『頑張らなきゃな』とモチベーションが上がります。転職できてよかったなと感じています」
ーーそういった中で、Sekappyに入社されて成長されていると感じられていることはありますか?毎月行われている勉強会にも参加されていると聞きました
「そうですね…プログラミングは書いていないとどんどん退化していくので、1年くらいプログラミングに触っていなかった前の職場だと『成長できていないな』と思っていたんですが、今だとどんどん色々なタスクをこなしていって、成長しているなという実感があります。
勉強会については、(オンライン開催のため)チャンネルに入って聞いているくらいしかしていないのですが(笑)。リモートワークで、どうしても自分の仕事しか触っていない状況なので、勉強会で他の知識に触れられればと思って参加しています」
ーー今後こうなればいいなというような展望はありますか?
「ECサイトの保守や開発を自分で大丈夫だなと思えるところまでスキルを高めたいと考えています。あとは、いわゆるAI分野出身なので、今後データを使った分析などを使ってサービスを提供していければいいなと思っています。」
ーー素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
 
以上、プログラミングチャレンジをきっかけに入社された横川さんのインタビューをお届けしました。