手軽に、好きなタイミングで大会参加!トーナメントアプリ『セカナビ』とは?

手軽に、好きなタイミングで大会参加!トーナメントアプリ『セカナビ』とは?

株式会社Sekappyが開発したトーナメントサポートアプリ『セカナビ』。
参加受付や結果登録といった手続きから対戦相手の決定まで、トレーディングカードゲーム(TCG)イベントに関する処理を全てLINE上で行えるツールです。
実際にオンライン・オフライン問わずTCGイベントで採用され、大規模なイベントを成功に導いてきました。

セカナビ概要

セカナビは、私たち株式会社Sekappyが開発したTCGイベントのサポートアプリです。(商標登録番号:第6524268号)
トーナメントに関連する手続きを、これ一つで全てこなせるツールであり、主な機能は以下の通りとなります。
  • 大会参加の事前申し込み
  • 出場者と補欠の抽選
  • 当日受付(二次元バーコードを使用したチェックイン機能)
  • 大会で使用するデッキの事前登録
  • リアルタイムマッチング
  • 対戦席の確認
  • 対戦結果の登録・集計
  • 大会情報と連動したチャット機能
開発はLINE Front-end Framework(LIFF)にて行われました。LINE上でセカナビを友だち登録するだけで、面倒な初期設定なしに利用することが可能です。
セカナビの特徴的な機能の一つが、リアルタイムオンデマンドマッチングシステムです。これは「手が空いた参加者が、好きなタイミングで次の対戦のマッチングを行うことができる」という機能です。

イベント進行を快適に

セカナビを用いることで、参加者は好きなタイミングで対戦を始められます。これによって、イベントにおける待ち時間が長すぎたり短すぎたりする問題を解決しました。
従来のスイスドロー形式のTCGイベントは、
  • 同一ラウンドの全ての体験結果が出揃うまで、次のラウンドのマッチングができない。
  • マッチング決定後はすぐに次のラウンドが始まる。
という性質がありました。このため、早く対戦を終えた参加者は他の対戦が終わるまで待たされる一方、対戦が長引いた参加者は休憩する間もなく連戦することになります。
セカナビを利用したTCGイベントは、「各々の参加者が」「好きなタイミングで」対戦マッチングを行うため、こうした待ち時間のムラを大きく削減しました。対戦を行いたいときはいつでもマッチングを行うことができ、好きなタイミングで休憩を取ることができるため、自分のペースでイベントを楽しめます。
また、全ての参加者が同時に集まって対戦を始める必要がないので、開会から会場にいなくても、途中参加が可能です。
セカナビを使うことで、開場時間に入場することが困難な場合や、朝の時間をゆっくりと過ごした後でも、イベントに参加できるのです。

運営の負担も軽減

セカナビによってイベント運営側の負担も軽減できます。
従来のスイスドロー形式のトーナメントでは、運営スタッフが各試合の結果を集計し、戦績の近い参加者をマッチングさせていました。この作業を全参加者に対して半ば手動で行うため、参加者の増加にともなって運営の負担も大きくなることはイベントにおける課題点でした。
セカナビでは、対戦結果の集計やマッチングに関わる作業をセカナビ上で自動で処理することでこの課題を解決しています。これらの作業に人員を割かずに済むことで、ジャッジなどの業務に人を集中させやすくなります。
また、対戦席も効率よく運用することが可能です。一斉に対戦を開始する従来のスイスドロー形式では、対戦が早く終わった席が空きスペースとなってしまいました。リアルタイムでマッチングを行うセカナビならば、空いた席で他の対戦を始めることで、同じスペースでより多くの対戦を実現することができます。
工数や人員を削減しつつ、余ったスペースを有効活用することで、より大規模なイベント運営を可能にしています。

Sekappyとは?

セカナビを開発した私たち株式会社Sekappyは、東京に拠点を持つシステム開発の会社です。ちょっと変わった点として、全ての社員がTCGプレイヤーという特徴があります。
TCGプレイヤーとしての知見を活かし、数多くのプロダクトを手掛けてまいりました。代表的なものは以下の通りです。
  • Cygames様と開発した『Shadowverse Tournament Navigator』
  • ブシロード様と開発した『Bushiroad Fighters Navigator』
  • バンダイ様と開発した『BANDAI TCG+』 他多数
また、大型オンライン大会「セカコロ」の主催や『Shadowverse』のES地方大会の実施など、TCGイベントにも携わっています。
社員同士でもTCGを楽しんでおり、毎月のTCG勉強会や社内部活動といった社員向けイベントを通して交流と知見を深めています。
セカナビは、さまざまなTCG関連開発やイベント運営の経験を踏まえた、私たちSekappyならではのプロダクトとなっているのです。

セカナビ活用事例

Sekappyでは、セカナビを活用した自社主催のオンライン大会「セカコロ」を、複数のTCGやDCG(デジタルカードゲーム)タイトルで開催してきました。
「セカコロMTG」(『Magic the Gathering Arena』)では最大で延べ8,957名、「セカコロSV」(『Shadowverse』)では最大で延べ12,577名と、たいへん多くの方がご参加くださいました。
2024年3月、有明GYM-EXにて株式会社ポケモン様の主催した「ポケモンカードゲーム スクランブルバトル」でもセカナビが採用され、5000人規模のオフラインイベントを成功に導くことができました。
以降のイベントでも、引き続き活用されています。
大型大会だけでなく、Sekappy社員向けイベントや、オフィスで開催しているエンジニア交流会など、社内のイベントでも利用しています。イベントの規模を問わず活用できるのも、セカナビの特徴です。

まとめ

セカナビは、TCGイベントに関する各種手続きやマッチング処理をLINE上で行えるツールです。
参加者にとっては、大会受付や対戦の結果入力などの手続きを全てLINEアプリ上でワンストップで完結できるほか、リアルタイムオンデマンドマッチングシステムによって参加者同士をマッチングさせるため、プレイヤーのラウンド間の待ち時間を減らしたり、好きなタイミングで休憩を取ることができるようになるというメリットがあります。
また、同じスペースでより多くの対戦を実現できることから、大会規模を拡大しやすくなり、より多くのプレイヤーが大会に参加できるようになります。大会運営者にとっても、従来のスイスラウンド方式のトーナメントで必要とされていた対戦の結果入力やマッチングの処理が大幅に削減されるため、大会の参加者と運営者双方にメリットをもたらします。
実際にセカナビはオンライン・オフライン問わずTCGイベントで活用され、数千人規模のイベントの実現にも貢献しています。
Sekappyでは、全社員がTCGプレイヤーであるという特徴を活かし、今後もTCG業界に貢献してまいります。